トライ式プログラミング教室ってどう?カリキュラムや月謝など調べてみた

トライ式プログラミング教室は、個別教室のトライが独自の指導ノウハウを活かして開講した、ロボットプログラミング教室です。

2017年の10月からスタートした新しい教室ですが、現在、全国253教室開講中で、これからも教室数は増えていく予定。

教材やカリキュラムの特徴、授業料、口コミなどを調べました。

1. 特徴

ソニー・グローバルエデュケーションが開発した教育キット「KOOV™(クーブ)」を使い、マンツーマン教育にこだわってきたトライグループの、オリジナルカリキュラムで行われます。

カリキュラムは、全24回の半年間。半年後、継続して次のコースに進むことも可能です。

大切にしているのは、まず「プログラミングを好きになること」。

トライグループが開発した「スリーステップ学習法(習得→習熟→演習)」で、小さな成功体験を積み重ねてすすめられる、こだわりのカリキュラムです。

トライのサポーターがやる気を引き出し、「なぜそうなるのか」を会話を通して考えさせる「トライ式学習法」で、プログラミングの原理を分かりやすく解説していきます。

問題解決能力や表現力、プログラミング的思考力、自ら学ぶ力、などを早いうちから習得して、将来の受験や仕事に必要な「生きる力」を身につけることを目的としています。

2. 口コミでの評判

トライ式プログラミング教室の口コミは、残念ながら見つけられませんでした。開講して間もない教室なので、まだまだ体験している人が少ないようです。

でも、教室数も増えてきているし、これからまた、少しずつ増えてくると思います。また、こちらのサイトでもご紹介できたらと思います。

3. 対象年齢、コースの種類

対象年齢、コース内容について調べました。

対象年齢

小学1年生から6年生までを対象としています。
中学生以上は、各教室で要相談となっています。

コース内容

レギュラーコース(全24回・6ヶ月)の中に、通常のカリキュラムと上級者向けのカリキュラム(※)があり、終了後には次のコース(※)も用意されています。

※上級者向けカリキュラム、次のコースについては、体験イベント参加者にのみ説明となっていて、詳細は確認できませんでした。

通常のコースは、初級・中級・上級・チャレンジ級と4段階あります。チャレンジ級の後、発表会を行います。
初級から上級までに作るロボットは、ジンベイザメやギター、カニやキラキラ光るUFOなど。
それぞれのカリキュラムで主に学ぶのは、以下の通りです。

初級(1回~8回)

電子パーツの中から、サーボモーター・DCモーター・LEDなどを使います。
プログラミングの基礎を学び、Loop制御やif文などの関数にも触れていきます。

中級(9回~14回)

電子パーツの中から、赤外線フォトリフレクタ・プッシュスイッチなどを使います。
プログラミング、変数、乱数の考え方についても学んでいきます。

上級(15回~20回)

今までよりも複雑な動きをするロボットの製作をし、プログラミングを行います。
加速度センサーなどの電子パーツを使います。

チャレンジ(21回~23回)

学んだことを応用して、オリジナルロボットを製作します。
設計図の作成、組み立て、プログラミングまで行います。

発表会

最後の回は、クラスの仲間や保護者の前で、オリジナルロボットの発表を行います。

4. 授業料・費用

入会金、キット代、授業料をまとめました。価格は全て税込みです。

入会金

16,200円(すでにトライ会員の場合無料)

キット代

48,600円(分割あり 月8,460円)
レンタル利用可(料金は授業料に含まれる)

授業料

月16,200円(テキスト代、キット・iPadレンタル料込み)

5. そのほか詳細

授業スケジュール

1コマ90分の授業を24回、6ヶ月で行います。週1で1回(90分)ずつか、隔週で2回(180分)ずつかのどちらかを選びます。

コースは2回が1組となっていて、1回目にロボット製作、2回目にプログラミングを行います。その後、クラスのみんなの前で実際に動かして発表します。

オンライン上で、世界中の友達とシェアすることも!
用事や病気などで欠席した場合には、振替の制度があります。

教材

ソニー・グローバルエデュケーション社が開発した「KOOV™(クーブ)」のアドバンスキットを使います。
ほかのロボットキットではあまり見られない、半透明のブロックパーツ。色とりどりのキレイなブロックで、縦、横、斜め、自由に組み合わせることが出来ます。

このブロックは、エジソンアカデミーの教材・アーテックブロックと同じ構造で、ソニー・グローバルエデュケーションがアーテックからライセンスを受けて使用しています。

パーツの種類は全部で7種類。犬、亀、オウムなど、24種類の設計図がついています。

DCモーターや光センサーなど16種類の電子パーツも、白・透明で統一されていて、オシャレで洗練されたイメージです(^^)

プログラミングは、iPadを使って行うオリジナルのビジュアルプログラミングで、初めてでも無理なく行うことが出来ます。

ロボットは持って帰れる?

KOOV™を購入していれば、持って帰って自宅で組み立てることも可能です。
プログラミングについては、iPadか、64bitに対応しているパソコンが必要になります。

どんな先生が教えてくれるの?

プログラミングの知識を備えたトライの先生が、講師となって授業を行います。

教室はどんな場所でやっているの?

全国にある「個別教室のトライ」の教室で行われています。

体験教室の有無

1日体験イベントを各教室で行っています。
KOOV™、iPadを使って、ロボットの組み立てからプログラミングまで一通り体験できます。

大会・コンテスト

大会やコンテストへの参加は行っていません。

6. 教室一覧

全国39都道府県で、253教室開講しています。

北海道・東北

北海道 5教室
青森県 2教室
岩手県 1教室
宮城県 7教室
秋田県 1教室
山形県 1教室
福島県 3教室

関東

東京都 28教室
神奈川県 9教室
千葉県 4教室
埼玉県 4教室
茨城県 3教室
栃木県 2教室
群馬県 2教室

甲信越・北陸

山梨県 1教室
長野県 2教室
新潟県 1教室
富山県 1教室
石川県 1教室
福井県 2教室

東海

愛知県 59教室
静岡県 13教室
岐阜県 6教室
三重県 11教室

近畿

大阪府 19教室
兵庫県 14教室
京都府 2教室
奈良県 2教室
滋賀県 1教室

中国・四国

広島県 4教室
岡山県 1教室
徳島県 3教室
愛媛県 1教室

九州・沖縄

福岡県 7教室
佐賀県 1教室
長崎県 1教室
熊本県 11教室
宮崎県 5教室
鹿児島県 12教室

まとめ

ロボット教室というと男の子が多いイメージですが、KOOV™のキレイなブロックパーツなら、女の子でも抵抗なく「もの作り」から入っていけるんじゃないかなと思いました。

ただ、ほかのロボット教室が何年もかけて学んでいくことを、半年間で一通り学ぶとなると、じっくりとテキストと向き合う→自分で答えを見つける→組み立てる、の過程での「考える時間」が短いのでは、と思いました。

長年、子供達の指導に携わっているだけあって、「丁寧な指導」が特徴の1つで、プログラミングを分かりやすく解説することを大切にしています。

「小学校プログラミング必修化」に向けて、プログラミングを理解するきっかけにはなりそうですが、プログラミング的思考力、問題解決能力、自ら考える力、となると、半年間のカリキュラムでしっかりと身につけるのは難しそうです。

半年後のコースも用意されているようなので、そちらも確認したいところですね。

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