小学生向けのロボット教室 主要4社のコース内容等一覧

現在開講しているロボット教室は、どの教室も基本的に小学生をメインターゲットにしています。

おすすめのロボット教室はトップページでも紹介していますが、小学生向けの教室の中でも人気のある4社を比較してまとめました。

小学生向けロボット教室は何年生から?

入門コースは1年生から通える教室がほとんどです。

本格的なロボット製作・プログラミングとなると、3年生から4年生以上を対象とした教室が多いです。

小学生向けのコースがあるロボット教室一覧

小学生向けのコースがあるロボット教室でも人気がある、LITALICOワンダー、ヒューマンアカデミー、クレファス、アーテックエジソンアカデミーの4教室について、カリキュラムの概要、費用、授業料などをまとめました(^^)

LITALICO(リタリコ)ワンダー

4人以下の少人数制で、ひとりひとりの興味にあわせた個別のカリキュラムを組んでくれるロボット教室。

LITALICOワンダーには、初心者向けのロボットクリエイトコースと、少し高度な技術を学ぶロボットテクニカルコースがあります。

コース内容

ロボットクリエイトコースは、小学3年生までを対象としています。
モーターやセンサーの使い方、プログラミングの基本、機械が動く仕組みを学びます。

ロボットテクニカルコースは、小学3年生以上を対象としています。プログラミングでのロボット制御について、モーターやセンサーの仕組みを理解しながら学びます。

使っている教材

ロボットクリエイトコースは、「レゴ®エデュケーションWeDo 2.0」を使います。

ロボットテクニカルコースは、「レゴ®マインドストーム®EV3」を使います。

アイコンの操作でプログラミングを行うビジュアルプログラミングのソフトを使用します。
また、モーターやセンサーを使い分けたり、輪ゴムや段ボールを使うなど、パーツにとらわれずに自由にロボットのアレンジを行います。

授業カリキュラム

月に2回か4回かを選びます。1回90分の授業です。

LITALICOワンダーには、決まったカリキュラムはありません。生徒の興味やスキルによって授業の内容を決めていきます。
生徒3~4人に一人のスタッフが付いて指導してくれます。

ロボットクリエイトコースの場合、例えば、レゴブロックが大好きな生徒は、テキストを見て車やロボットを製作し、モーターやセンサーを使って動く仕組みを学んでいきます。

ロボットテクニカルコースの場合、例えば、ロボットが大好きな生徒は、まずはテキストを見ながらロボットを製作し、さらにセンサーやモーターの技術を使ってオリジナルロボットを製作します。

カリキュラムの決まっていない自由な製作というのは、ロボット教室には珍しいと思います。輪ゴムや段ボールを使うのも、面白い(^^)

費用、授業料

入会時

入会金 16,200円

月額費用

授業料 月2回 11,880円
月4回 19,440円
教材費 月2回 1,080円
月4回 2,160円
教室運営費 1,620円

教室数

2020年4月現在、首都圏に18教室あります。

リタリコワンダー公式サイトへ

ヒューマンアカデミーロボット教室

全国1,100教室以上がある、最大手のロボット教室です。

ベーシックコース→ミドルコース→アドバンスプログラミングコースと、受講が完了するごとに進んでいきます。

コース内容

ベーシックコースの対象年齢は1年生からで、1年6ヶ月のカリキュラムです。

ミドルコースは、ベーシックコースの受講が完了した生徒が対象ですが、子供の適性しだいでは、途中でミドルコースに変わることも。うちの子も、ベーシックに入って半年ですが、ミドルコースに移行する話も出てきています(^^)。ミドルコースも1年6ヶ月のカリキュラムです。

アドバンスプログラミングコースは、最低、1年以上ミドルコースを受講した生徒が対象となり、プログラミングで動かす本格的なロボットを作ります(進級は、原則奇数月となります)。
2年間のカリキュラムで、12作品のロボットを製作します。

使っている教材

ヒューマンアカデミー独自のロボットキット、テキストを使います。

コースが上がるごとに、写真や細かい説明が減っていき、アドバンスプログラミングコースになると図面だけになります。

アドバンスプログラミングコースのプログラミングは、キットに付属しているタブレットを使って行います。

プログラミングには、ヒューマンアカデミーの専用アプリケーション「アドプログラマー」を使用します。
アドプログラマーは、アプリ上でプログラミングブロックを組み合わせてプログラムを組む、ビジュアルプログラミングの一種です。

授業カリキュラム

幼稚園生用のプライマリーコースを受講していない場合、最初に1ヶ月・2回のスタートアップ講座を受講します。

その後、月に2回、1回90分の授業で、1回目にロボットの基本製作、2回目に応用・実践を行います。

ベーシックコースは、テキストを見ながら正確にロボットを完成させ、動きの仕組みや組み立ての構造を理解していきます。

腕を動かして張り手をする「横綱ロボ」を改造して、教室の生徒同士で対決したりします。

ミドルコースでは、ベーシックコースよりも複雑な構造で面白い動きをするロボットの製作に取り組みます。

振り子の揺れで規則的に針を動かす振り子ロボット、「チクタクロック」などを製作します。

アドバンスコースでは、4回(2ヶ月)の授業で1つのテーマ(ロボット製作)を行います。

本格ロボットの3要素、入力系(センサー)・制御系(マイコン)・出力系(モーター)を組み合わせてもっと賢いロボットを作り、プログラミングを行います。

プログラミングでロボットを動かせるようになったらすごく楽しそう!うちの子もアドバンスコースまでやり切ってほしいなぁ(*´∀`*)

費用、授業料

入会時

入会金 10,800円
ロボットキット代 30,780円
(アドバンスプログラミングコース スタート時にタブレット代 28,080円)

月額費用

授業料 9,720円
テキスト代 540円(アドバンスプログラミングコース 648円)

教室数

2018年1月現在、全国に1,181教室あります。

ヒューマンアカデミー公式サイトへ

クレファス

名前の通った老舗のロボット教室の一つのクレファス。

クレファスには、1年生から対象のKicksジュニアエリート(スタンダード・アドバンス)と、3年生からのCrefusコース(ブロンズ、シルバー、ゴールド)があります。

コース内容

Kicksジュニアエリートのスタンダードが小学1年生、アドバンスが小学2年生を対象としています。

自由な「想像力」と、それを具体的に実現させるための「創造力」、「科学の知識」と「論理的な考え方」を身につけることを目指しています。

Crefusコースは、ブロンズが小学3年生、シルバーが小学4年生、ゴールドが小学5年生以上を対象としています。

ロボットの製作を通して、メカニズム・プログラミングの基本、算数、物理、電気の基礎を学びます。
また、ロボット競技会で学習成果の発表を行います。

どちらのコースも、授業の最後に必ずプレゼンテーションの時間があります。ここに一番力を入れているのは、クレファスだなぁと感じました。

使っている教材

Kicksジュニアエリートは、「レゴ®エデュケーションWeDo 2.0」を使います。

レゴブロックを組み立ててロボットを製作し、プログラミングを行って動かします。

Crefusコースは、「教育版レゴ®マインドストーム®EV3」を使います。

プログラミングは、どちらのコースもビジュアルプログラミングのソフトを使用しますが、Crefusコースではより高度なプログラミングを行うこともできます。

授業カリキュラム

Kicksジュニアエリートは、月に4回、1回50分の授業です。

スタンダードは、長さ・重さ・時間の単位、PC操作、プログラミングの考え方、センサーの使い方の基本を身につけます。
例えば、ベルトコンベアを製作し、改良し、動きをプログラミングします。

アドバンスは、いろいろな実験をして数値化・記録することで、物事の比較を学んだり、生物・宇宙などのテーマから、物を動かす仕組みを理解します。
また、プログラミングやセンサーについて、スタンダードよりもう少し突っ込んで学習します。
例えば、跳ね橋を製作し、改良し、動きをプログラミングします。

身近な物・実際にある物を作るのが、面白いですね(^^)

Crefusコースは、月に4回、1回90分の授業です。

ブロンズは、線のつなぎ方・ロボットの動き、ギアの組み合わせ・速さなどのメカニズムの基礎や、プログラミングの入門を学びます。
ライントレースをしながら相撲をするロボットを製作します。

シルバーは、無限ループの概念、タッチセンサーの働きなどのロボット製作に必要なメカニズム、センサーやモーターの制御方法、初級プログラミングを学びます。
様々なセンサーを使用して迷路を脱出するロボットを製作します。

ゴールドは、それぞれ別々に動く、フォワードとキーパーのサッカーロボットを製作します。「サッカーをするロボットの製作」を目的にして、タイマー制御、条件分岐のプログラミング、角度センサーのプログラミングを学びます。

費用、授業料

入会時
  • 入会金 16,200円
  • ロボットキット代
    Kicksジュニアエリート25,920円
    Crefusコース 57,283円
  • ロボットの拡張キット(シルバー以上)15,768円
  • カラーセンサー(ゴールド以上)4,968円
月額授業料
  • Kicksジュニアエリート 11,880円(テキスト代を含む)
  • Crefusコース ブロンズ 16,200円(テキスト代を含む)
  • シルバー 17,280円(テキスト代を含む)
  • ゴールド 18,360円(テキスト代を含む)

教室数

2018年1月現在、全国に105教室あります。

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アーテックエジソンアカデミー

学習教材を製作するアーテックが運営するロボット教室。オリジナルのロボット教材を用いた授業をおこなっています。

コース内容

小学4年生以上を対象としていますが、教室によっては小学2年生から受け入れがあるところも。

「ブロック遊びから始めるロボットプログラミング」がコンセプトの、オリジナルのアーテックブロックを用いたロボット教材を使っているのが特徴です。

使っている教材


アーテックのオリジナル教材、アーテックロボを使います。
アーテックブロック、ロボットパーツ、プログラミングソフトを組み合わせたプログラミングキットで、縦・横・斜めに自由につなぐことができる、面白い形のブロック、パーツです。

プログラミングには、アイコンで行うビジュアルプログラミングのオリジナルソフトを使います。

授業カリキュラム

月に2回、1回90分の授業です。
どの年齢で始めても、同じカリキュラムで進みます。

カリキュラムは1つのレベルに3ステップあり、12のレベルに分かれています。全部で36のステップを、1ヶ月1ステップずつ、3年間かけて学習します。

8レベルまでの24ステップを、通常のカリキュラムとして組んでいる教室がほとんどです。
それ以上については「エキスパートコース」などと名前をつけて、別のコースにしているところが多いようでした。

1ステップが基礎編と応用編の2つで構成されていて、1回目にテキスト通りのロボット製作と基礎のプログラミング、2回目に応用編のミッションクリア・オリジナルロボットを製作します。

1年目は、信号機、飛行機発射マシン、2年目は歩行ロボットの基礎、反射神経ゲームなど、身近な物やゲームを取り入れています。

費用、授業料

入会時

入会金 0円~10,800円
ロボットキット代 43,200円
(3年目以降、12,960円)

月額費用

授業料 10,000円前後※
教室運営費 1,000円前後※

※教室によって違いあり

教室数

2018年1月現在、全国に706教室あります。

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まとめ

以上のように、小学生向けのロボット教室はそれぞれに特色があってどんな風にロボット製作とプログラミングに関わりたいかによって、選択肢も変わってきます。

うちははじめヒューマンアカデミーに通っていましたが、決められたカリキュラム以上のことをやりたくなって、今は個人個人にあわせたカリキュラムを組んでいるリタリコワンダーに通っています。

なお、教室数が圧倒的に多いのは、ヒューマンアカデミーです。ここであれば、近くに行ける教室を探すのはそんなに大変ではないですね。

ロボット製作にプログラミング、お子さんの興味がありそうだったら、まずは無料体験から始めてみてください。

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