レゴ®︎スクールは、レゴ®︎社が直接運営して、レゴ®︎教材を使って様々な製作をおこなうスクール。簡単なプログラミングも含めたレゴ®︎のロボット教材も使います。
ロボット教室の中でも、レゴ®︎教材を使っている教室はたくさんありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
レゴ®︎スクールの概要
レゴ®︎スクールでは、年齢別のコースに分かれて、レゴ®ブロック、レゴ® WeDo2.0、レゴ®マインドストームEV3を使った授業を行っています。どのコースも1クラス6人または8人までの少人数クラスになっています。
レゴ®︎スクールに実際通っている人の口コミや料金なども調べてみました。
口コミでの評判
- 保育園から続けてきたレゴスクールも今日から進級でいよいよロボティクスのクラス。難しいから崩れないか心配してたら、最初に説明されたクラスの約束事が「たくさん失敗すること」で息子も終始楽しく落ち着いて難しい課題をクリアできてた。素晴らしい。( Twitter)
- レゴはプログラミングまでやれば価値あると思います。(知恵袋)
口コミは意外に少なく・・・2つだけ見つかったので紹介しますね。
小3以上対象でプログラミングも含むロボティクスクラスでも、楽しく落ち着いて課題がクリアできた、との口コミがありました。
あとは、ブロックだけでなく、プログラミングまでやってこそ価値がある、という意見も。
コースの種類
コードクリエイター、ワールド・ロボティクス I / IIを除いて、年間42レッスン、週1回50分の授業です。
エクスプローラー
年少向けのコースで、1年間のカリキュラムです。
教材は指定のレゴ®ブロックを使います。
お話を作り、その世界をブロックで組み立てて、みんなの前で発表します。
クリエイター
年中向けのコースで、1年間のカリキュラムです。
教材は指定のレゴ®ブロックを使います。
クラスの仲間と協力して遊園地を作り、歯車などのテクノロジーを学びます。
インベンター
年長向けのコースで、1年間のカリキュラムです。
教材は指定のレゴ®ブロックを使います。
月と地球を作って大きさを比べたり、光を当てて観察をしたりします。
イノベイター
小学1年生向けのコースで、1年間のカリキュラムです。
教材は指定のレゴ®ブロックを使います。
身の回りの機械に目を向けて、車軸や車輪を組み込んだ、自動車などを作ります。
ワールド・サイエンス
小学2・3年生向けのコースで、1年間のカリキュラムです。
教材はレゴ®サイエンス&テクノロジー モーター付き基本セットを使います。
物語の中でクレーンなどの道具を発明して、宝石探しのミッションに挑戦します。
コード クリエイター
小学2・3年生向けのコースで、1年間のカリキュラムです。年間24レッスン、月2回、90分の授業です。
教材はレゴ® WeDo2.0基本セットを使います。
レースに向いている動物を自分で考えて製作し、プログラミングをして、クラスの仲間と競争します。
ワールド・ロボティクス I / II
Ⅰが小学3・4・5年生向け、Ⅱが小学4・5・6年生向けのコースで、2年間のカリキュラムです。年間24レッスン、月2回、90分の授業です。
教材は教育版レゴ®マインドストームEV3を使います(2年目はEV3拡張セットあり・購入は任意)。
フィギュアスケーターなどのスポーツ選手をロボットで組み立て、プログラミングしていきます。
費用
入会金、教材費等をまとめました。価格は全て税込です。
入会時の費用
入会金は、10,800円です。
教材費は入会時だけでなく、年次が上がるごとに毎年必要です。
エクスプローラー
教材費(どちらか選択)A 18,036円 B17,712円
ワークブック(4冊)5,400円
クリエイター
教材費(どちらか選択)A 28,836円 B 26,568円
ワークブック(4冊)5,400円
インベンター
教材費 21,384円
ワークブック(3冊)5,400円
イノベイター
教材費(どちらか選択)A 21,384円 B 9,072円
ワークブック(2冊)5,400円
ワールド・サイエンス
教材費 24,732円
組み立てガイド 1,296円
ワークブック(2冊)5400円
コードクリエイター
教材費 25,920円
ワークブック(1冊)5,400円
ワールド・ロボティクス I / II
教材費 57,283円(2年目 15,768円 購入は任意)
初年度 ワークブック(2冊)5,400円
2年目 ワークブック(2冊)5,400円
月謝
- エクスプローラー 10,260円
- クリエイター 10,260円
- インベンター 11,474円
- イノベイター 11,474円
- コード クリエイター 11,474円
- ワールド・サイエンス 11,474円
- ワールド・ロボティクス I / II 15,336円
これに加えて、指導関連費・1,080円が必要になります。
レゴ®︎スクールの講師はどんな人?
レゴ®︎スクールの講師になる人は、幼稚園・保育園などでの経験がある人や子育ての経験のある人などが、レゴ社の専属インストラクターとして採用されます。
採用されたインストラクターは、トレーニングプログラムの受講を受けます。
レゴ®︎クラスとは
レゴ®︎スクールがレゴ教育専門教室なのに対し、レゴ®︎クラスは、身近な学習塾やパソコンスクール、音楽教室などでレゴ®︎スクールと同じレゴ社の教育プログラムが受けられる、講座型のクラスです。
名前は違いますが、カリキュラムもほぼ同じ。でも、教室によって開講しているクラス(受講できる学年)にかなりばらつきがあります。
大会などのイベント
レゴ®︎スクールでは、ロボット大会などへの参加はありませんが、年に1回、1年間の成果を発表する発表会を教室ごとに開いています。
教室一覧
レゴ®︎スクールは、全国12都道府県に28教室あります。(2018年4月現在)
東北
岩手県 2教室
関東
埼玉県 2教室
東京都 8教室
神奈川県 4教室
千葉県 1教室
東海
愛知県 3教室
三重県 1教室
関西
大阪府 2教室
兵庫県 2教室
京都府 1教室
奈良県 1教室
九州・沖縄
沖縄県 1教室
ロボット教室とレゴ®︎スクールの比較
対象年齢
レゴ®︎スクールは、年少から小学校6年生まで、最長で8年間のカリキュラムです。
ロボット教室は、年中から中学生くらいまでのところが多く、中には高校生が通える教室も。ロボット教室の方が年齢層が高いですね。
費用
入会金、キット代、授業料をそれぞれ比較してみました。
入会金
レゴ®︎スクールの入会金は10,800円で、ロボット教室の入会金は、体験受講すると無料になったりしますが、10,800円から21,600円くらいが主流です。同じくらいですね。
キット代
レゴ®︎スクールは、17,712円〜57,283円の教材費が毎年かかって、さらにワークブックが年間5,400円かかります。
ロボット教室は、教室によっても違いますが、ヒューマンアカデミーロボット教室であれば、初年度に30,780円のキットを買いますが、そのキットを3年間使い続けられて、上級コースに入った時にタブレットを購入するだけなので、だいぶ経済的かと思います…!
授業料
授業料は、レゴ®︎スクールは月10,260円~15,336円と、指導関連費・1,080円が必要です。小3から15,336円なのでけっこう高い印象です。
ロボット教室は教室によってばらつきがあり、ロボット教室の方が高いですが、ヒューマンアカデミーロボット教室の場合は、月9,720円~12,960円。
テキスト代の540円~648円を入れても、ヒューマンアカデミーロボット教室のほうが安いですね。
通う頻度
レゴ®︎スクールは、幼稚園生〜ワールド週1回の授業で、その上のクラスは月2回の授業です。
ロボット教室は、週1のところから月2回、またはそのどちらかを選択できるところも。ヒューマンアカデミーは、月2回の授業です。
授業内容
教材、身につく力、ロボット大会について比較してみました。
教材
レゴ®︎スクールは、年少から1年生まではレゴ®ブロックを使い、2年生からはレゴ®︎We doなどのロボット教材を使います。
はじめからロボットを使うロボット教室と違い、幼稚園〜小1までとレゴ®ブロックを使うコースが長いのがレゴ®︎スクールの特徴です。
身につく力
レゴ®︎スクールと、クレファスなどのレゴ®︎の教材を使っているロボット教室には、大きな違いはありません。
ほかのロボット教室と比べても、カリキュラムや教材は違いますが、「発見する→考える→課題達成のためのプロセス作り→成し遂げる」の過程を大切にしているところ、身につく力(思考力、観察力、集中力、空間認識力、発想力、想像力、創造力、達成力)などは共通していると感じました。
ロボット大会
レゴ®︎スクールにはロボット大会はないし、そのほかで開催されている大会にも出場はしません。
多くのロボット教室は、ロボット大会への参加を1つの目標にしています。
まとめ
ロボット教室とレゴ®︎スクールは、その中で身につけようとする力など、共通する部分がたくさんありました。
大きな違いを感じたのは、ロボット大会への参加の有無です。
大会があるからこそ、毎回のレッスンのモチベーションが上がり、ロボット製作に本気で取り組みます(うちの子もそうです)。プレゼンテーションの力もつきますよね。
大会に参加できる点、あとは教室にもよりますが、教材費や授業料がロボット教室のほうが良心的(大事ですよね笑)というのもあって、ロボット教室のほうが良いなと思いました。